ASTHMA / COUGH VARIANT ASTHMA

長引く咳・咳喘息・気管支喘息の診療

咳が長引く、夜間や早朝に息苦しい、ゼーゼー・ヒューヒューする。
そのような症状が続く場合、気管支喘息や咳喘息の可能性があります。

大神内科クリニックでは、呼吸器専門医が症状の経過、胸部X線、肺機能検査、FeNOなどを踏まえ、必要な検査と治療を検討します。
軽い症状に見えても、適切な治療を続けることが大切です。

福岡市早良区高取、藤崎駅・西新駅周辺から通いやすい呼吸器内科です。

原則15歳以上を診療

当院では原則15歳以上の方を対象に喘息診療を行っています。

検査で丁寧に評価

症状の経過に加えて、肺機能検査、FeNO、胸部X線などを必要に応じて組み合わせます。

重症喘息も相談可能

十分な吸入治療でも安定しない方には、生物学的製剤を含めた追加治療も検討します。

当院では、吸入ステロイドを含む治療を基本に、症状の程度、生活スタイル、吸入のしやすさなどを踏まえて、
無理なく続けやすい治療をご提案します。

喫煙歴がある方や息切れが目立つ方では、COPDや喘息との併存、いわゆるACOの可能性も含めて評価します。

このような症状はご相談ください

  • 咳が2〜3週間以上続いている
  • 夜中や明け方に咳や息苦しさが出る
  • 風邪のあとだけ咳が長引く
  • 運動すると咳き込む、息が苦しい
  • ゼーゼー、ヒューヒューする
  • 胸がしめつけられる感じがある
  • 春や秋、天候の変化で悪化しやすい
  • 今の治療で十分に安定していない
  • 喫煙歴があり、COPDやACOも心配
  • 重症喘息や生物学的製剤について相談したい

気管支喘息とは

気管支喘息は、気道に炎症が続くことで、咳、喘鳴、息苦しさ、胸苦しさなどをくり返す病気です。
症状には波があり、調子の良い時期があっても、気道の炎症が完全になくなっているとは限りません。

風邪のあと、季節の変わり目、花粉やハウスダスト、運動、冷気、天候の変化などをきっかけに悪化することがあります。
「発作のときだけ治療すればよい」と思われがちですが、喘息では発作を起こしにくい状態を保つことが重要です。

気道の炎症が続く病気

単なる一時的な気管支のけいれんではなく、背景に慢性的な炎症があります。

症状に波があります

良い時期があっても、炎症が完全になくなっているとは限りません。

普段からの管理が大切です

症状があるときだけでなく、再燃を防ぐための継続治療が重要です。

咳だけが長引く「咳喘息」のこともあります

咳喘息では、典型的な喘息のような強い喘鳴や息苦しさが目立たず、咳だけが長く続くことがあります。
風邪のあとに咳だけ残る、夜間や明け方に咳が出る、会話や冷気で咳き込む、季節の変わり目に悪化する、
といった形で受診される方が少なくありません。

咳喘息は、自然に改善することもありますが、気道炎症が続いている場合には、典型的な喘息へ移行することがあります。
長引く咳を単なる風邪の残りと決めつけず、必要に応じて検査を行い、他の病気が隠れていないかも確認します。

長引く咳では、喘息・咳喘息だけでなく、肺炎、肺癌、結核、非結核性抗酸菌症、間質性肺炎、COPD、
逆流性食道炎、後鼻漏なども鑑別に入ります。

喘息の診断と検査について

喘息の診断では、症状の出方や悪化しやすい場面、これまでの経過を丁寧に確認します。
咳が長引く病気は喘息以外にもあるため、症状だけで決めつけず、他の病気が隠れていないかも含めて判断します。

肺機能検査

気道の狭さや呼吸機能の状態を評価します。喘息だけでなく、COPDやACOの評価にも役立ちます。

FeNO検査

気道炎症の参考として、必要に応じてFeNOを測定します。好酸球性炎症や吸入ステロイド治療の参考になります。

胸部X線・血液検査

喘息以外の病気が隠れていないかも含めて、必要時に評価します。異常が疑われる場合はCT検査が可能な病院へ紹介します。

アレルギー・好酸球性炎症の評価

血液検査で好酸球、IgE、アレルギーの関与などを確認し、治療選択の参考にします。

FeNOは喘息や咳喘息の評価に役立つ検査ですが、FeNOだけで喘息を診断したり否定したりするものではありません。
吸入ステロイド使用中、喫煙、感染後、病型の違いなどで値の解釈が変わるため、症状や肺機能検査とあわせて判断します。

必要に応じて行う検査

  • 肺機能検査
  • 気管支拡張薬吸入前後での反応確認
  • FeNO検査
  • 血液検査
  • 胸部X線検査

COPDと喘息の併存(ACO)について

喘息とCOPDは別の病気ですが、実際の診療では両方の特徴をあわせ持つ方がいます。
このような状態を、COPDと喘息の併存、またはACOと呼ぶことがあります。

喫煙歴がある方ではCOPDも確認します

喫煙歴がある方、高齢になって息切れが目立つようになった方、COPDと診断されたことがある方では、
喘息だけでなくCOPDやACOも考えて評価します。

検査を組み合わせて評価します

咳、喘鳴、息切れ、喫煙歴、アレルギー歴、肺機能検査、FeNO、血液検査、胸部画像などを組み合わせて判断します。

ACOでは、喘息の特徴がある場合には吸入ステロイドを含む治療を基本に考えます。
一方で、息切れや気流閉塞が強い場合には、長時間作用性気管支拡張薬を組み合わせるなど、病態に応じた調整が必要です。

喘息治療で大切なこと

現在の喘息治療では、吸入ステロイドを含む治療が基本です。
喘息は単なる気管支のけいれんではなく、気道の炎症を伴う病気だからです。

気管支を一時的に広げるだけでは不十分なことがあり、炎症をしっかり抑えることが、発作の予防や症状の安定につながります。
自己判断で吸入薬を中断すると、症状の悪化や発作につながることがあります。

吸入ステロイドを基本に治療

背景にある気道炎症を抑えることが、安定したコントロールにつながります。

続けやすさも重視

症状の程度、生活スタイル、吸入のしやすさを踏まえて治療を選びます。

吸入手技も重要

薬の種類だけでなく、正しい使い方も大切です。必要に応じて薬局と協力して確認します。

重症喘息と生物学的製剤について

十分な吸入治療を行っても、発作をくり返す、症状が安定しない、内服ステロイドが必要になるといった場合には、
重症喘息として追加治療を検討します。

そのような場合、病状や体質に応じて、生物学的製剤という治療選択肢があります。
適応があるかどうかは、症状の経過、増悪歴、血液検査、FeNO、アレルギーの有無、
鼻炎や鼻茸の合併などを踏まえて判断します。

当院では、重症喘息に対する生物学的製剤のご相談・治療にも対応しています。
場合により耳鼻咽喉科や専門病院とも協力して治療方針を検討します。

このような方はご相談ください

  • 咳が長引き、なかなか改善しない方
  • 夜間や早朝の咳、息苦しさが続く方
  • 喘息といわれているが、今の治療で十分に安定していない方
  • 吸入薬が自分に合っているか見直したい方
  • 重症喘息として生物学的製剤を含めて相談したい方

受診から治療までの流れ

1

受診・ご相談

症状の出方、悪化しやすい場面、既往歴、現在の治療内容などを確認します。

2

必要に応じて検査

肺機能検査、FeNO、胸部X線などを組み合わせて評価します。

3

治療開始・見直し

吸入ステロイドを基本に、その方に合った治療を組み立てます。

4

必要時に追加治療

十分に安定しない場合は、重症喘息として追加治療を検討します。

妊娠したときにはどうする?

妊娠中は、喘息の状態が変わることがあります。
そのため、自己判断で吸入薬を中止せず、必ずご相談ください。

喘息の発作やコントロール不良は、お母さんだけでなく、おなかの赤ちゃんにもよくありません。
妊娠したことがわかったあとも、通常の喘息治療、特に吸入ステロイドを含む治療は大切です。

スポーツ・運動はできる?

喘息があっても、きちんと治療できていれば運動やスポーツは十分可能です。
普段のコントロールを整え、必要に応じて運動前の吸入を行うことで、日常の運動や部活動、競技スポーツにも取り組みやすくなります。

一方で、公式大会に出場する方では、ドーピング規則への配慮が必要な場合があります。
競技レベルでスポーツをしている方は、自己判断せず早めにご相談ください。

早めの救急受診が必要な症状

  • 会話が苦しいほど息苦しい
  • 横になれない、歩くのもつらい
  • 唇や顔色が悪い
  • 吸入薬を使っても改善しない、またはすぐに悪化する
  • SpO2が低い、または普段より明らかに低い
  • 強い胸痛、血痰、意識がぼんやりする症状を伴う

このような場合は、通常外来ではなく、救急医療機関での評価が必要です。
迷う場合も、無理に通常診療の予約枠を待たず、救急相談や救急医療機関への受診を検討してください。

よくあるご質問

Q.咳だけでも喘息のことはありますか?

はい。ゼーゼーがはっきりしなくても、咳が長引く形で喘息や咳喘息がみつかることがあります。

Q.FeNOが低ければ喘息ではありませんか?

FeNOが低い場合でも、喘息を完全に否定できるわけではありません。症状、肺機能検査、治療歴、喫煙、感染後の状態などと合わせて判断します。

Q.症状がない時は吸入薬をやめてもよいですか?

自己判断での中断はおすすめしません。症状が落ち着いていても気道炎症が残っていることがあり、悪化のきっかけになります。

Q.COPDがあると喘息治療は変わりますか?

COPDと喘息の特徴をあわせ持つ場合、ACOとして評価します。喘息の特徴がある場合には吸入ステロイドを含む治療を基本に考え、息切れや気流閉塞が強い場合には長時間作用性気管支拡張薬などを組み合わせます。

Q.重症喘息の治療も相談できますか?

はい。十分な吸入治療でも安定しない方では、生物学的製剤を含めた追加治療を検討します。

Q.妊娠中やスポーツ中の喘息も相談できますか?

はい。妊娠中の管理や、競技スポーツに関わる薬剤相談にも対応しています。

院長より

喘息や咳喘息は、単に咳止めや発作時の薬だけで対応する病気ではありません。
症状の出方、肺機能、FeNO、アレルギー、生活環境、吸入手技を見ながら、
気道炎症を抑え、発作を起こしにくい状態を目指すことが大切です。

また、喫煙歴のある方や息切れが目立つ方では、COPDやACOを考える必要があります。
当院では、呼吸器専門医として、長引く咳や喘息を丁寧に評価し、
続けやすく、生活に合った治療を一緒に考えることを大切にしています。

RESPIRATORY CARE

咳が長引く方、夜間や早朝の息苦しさがある方へ

咳が続く、ゼーゼーする、夜間から早朝に息苦しいなどの症状は、気管支喘息や咳喘息の可能性があります。
当院では原則15歳以上の方を対象に、吸入ステロイドを基本とした喘息治療を行っています。

現在の治療で十分に改善しない方や、COPDとの併存、重症喘息に対する生物学的製剤について相談したい方もご相談ください。