咳が長引く、夜間や早朝に息苦しい、ゼーゼー・ヒューヒューする。
そのような症状がくり返される場合、気管支喘息の可能性があります。
喘息は、空気の通り道である気道に慢性的な炎症が起こり、刺激に敏感になって狭くなる病気です。
風邪のあと、季節の変わり目、花粉やハウスダスト、運動、天候の変化などをきっかけに悪化することがあります。
軽い症状のように見えても、適切な治療を続けることが大切です。
当院の喘息診療
当院では、原則15歳以上の方を対象に気管支喘息の診療を行っています。
15歳未満の方は、まず小児科でのご相談をおすすめします。
このような症状はご相談ください
・咳が2~3週間以上続いている
・夜中や明け方に咳や息苦しさが出る
・風邪のあとだけ咳が長引く
・運動すると咳き込む、息が苦しい
・ゼーゼー、ヒューヒューする
・胸がしめつけられる感じがある
・春や秋、天候の変化で悪化しやすい
気管支喘息とは
気管支喘息は、気道に炎症が続くことで、咳、喘鳴、息苦しさ、胸苦しさなどをくり返す病気です。
症状には波があり、調子の良い時期があっても、気道の炎症が完全になくなっているとは限りません。
「発作のときだけ治療すればよい」と思われがちですが、喘息では発作を起こしにくい状態を保つことが重要です。
そのため、症状があるときだけではなく、普段からの治療が大切になることがあります。
喘息の診断について
喘息の診断では、症状の出方や悪化しやすい場面、これまでの経過を丁寧に確認します。
必要に応じて、次のような検査を行います。
・肺機能検査
・気管支拡張薬吸入前後での反応確認
・FeNO(呼気一酸化窒素)検査
・血液検査
・胸部X線検査 など
咳が長引く病気は喘息以外にもあります。
そのため、症状だけで決めつけず、他の病気が隠れていないかも含めて判断します。
喘息治療で大切なこと
現在の喘息治療では、吸入ステロイドを含む治療が基本です。
これは、喘息が単なる気管支のけいれんではなく、気道の炎症を伴う病気だからです。
気管支を一時的に広げるだけでは不十分なことがあり、炎症をしっかり抑えることが、発作の予防や症状の安定につながります。
自己判断で吸入薬を中断すると、症状の悪化や発作につながることがあります。
当院では、症状の程度、生活スタイル、吸入のしやすさなどを踏まえて、無理なく続けやすい治療をご提案します。
また、吸入薬は薬の種類だけでなく、正しい使い方も非常に重要です。薬局と協力し、必要に応じて吸入手技の確認も行います。
重症喘息と生物学的製剤について
十分な吸入治療を行っても、発作をくり返す、症状が安定しない、内服ステロイドが必要になるといった場合には、重症喘息として追加治療を検討します。
そのような場合、病状や体質に応じて、生物学的製剤という治療選択肢があります。
当院では、重症喘息に対する生物学的製剤のご相談・治療にも対応しています。
適応があるかどうかは、症状の経過、増悪歴、血液検査、FeNO、アレルギーの有無、鼻炎や鼻茸の合併などを踏まえて判断します。場合により耳鼻咽喉科とも協力して治療方針を決定します。
まずは現在の治療内容やこれまでの経過を確認しながら、適切な治療方針を一緒に考えていきます。
このような方はご相談ください
・咳が長引き、なかなか改善しない方
・夜間や早朝の咳、息苦しさが続く方
・喘息といわれているが、今の治療で十分に安定していない方
・吸入薬が自分に合っているか見直したい方
・重症喘息として生物学的製剤を含めて相談したい方
受診の目安
喘息は、早めに診断し、適切な治療を始めることで、日常生活への影響や発作のリスクを減らしやすくなります。
咳が長引く、息苦しさをくり返す、季節や風邪をきっかけに悪化しやすいといった方は、一度ご相談ください。
一方で、会話が苦しいほどの強い息苦しさ、横になれない、急速に悪化しているといった場合は、早めの救急受診が必要です。喘息は夜間に悪化しやすい疾患ですので、当院が開いていない時間帯であれば百道浜の福岡市医師会急患センターの受診などをご検討ください。
咳が長引く方、夜間や早朝の息苦しさがある方はご相談ください
咳が続く、ゼーゼーする、夜間から早朝に息苦しいなどの症状は、気管支喘息の可能性があります。
当院では原則15歳以上の方を対象に、吸入ステロイドを基本とした喘息治療を行っています。
現在の治療で十分に改善しない方や、重症喘息に対する生物学的製剤について相談したい方もご相談ください。
