喘息は、慢性的な炎症により気道が狭くなる病気です。子供だけの病気ではなく、大人になって発症することも珍しくありません。
ゼーゼーいうだけでなく、しつこい咳が続くのが、実は喘息だった(咳喘息)ということもあります。
無治療で放置しておくと、何年、何十年後にひどい発作で入院したり、在宅酸素療法が必要になるかもしれません。日本では今でも年間2000人くらいが発作で亡くなっています。
当院でも、ひどい喘息で来られたのに、数回の通院で自己中断され、その約1年後に残念ながら発作で亡くなったとお聞きした若い方を経験しました。
喘息は正しく診察し、特に大人の場合は吸入ステロイドを主体とした継続治療を行うことが必要です。
日本人のオリンピックメダリストレベルでも喘息の選手はいます。正しい治療を行うことで、このレベルの激しい運動でも十分可能になるのです。
症状に心当たりのある方は是非ご相談下さい。
肥満と喘息も実は大いに関係あります
近畿の先生がわかりやすくまとめてくださっているブログです。
当院は呼吸器だけでなく内科全般的に全人的な治療を志向しておりますので、勿論健康に十分配慮した効率的な減量指導、生活習慣病の治療も行っております。ご相談下さい。
一例:40代女性、喘息治療中に重度の糖尿病(HbA1c 12.1%)判明。経口糖尿病薬(1種類)と食事指導にて、3ヶ月で体重5kg減、HbA1c 6.7%まで低下